このページではFERNGSolverを使ったGBA3作(封印の剣/烈火の剣/聖魔の光石)の乱数調整のやり方を解説しています。
概要
GBA3作では固定の乱数列が使われるため、乱数列の位置(消費数)に対応する乱数値は常に同じです。
位置(消費数)はソフトリセットの度にリセットされ、「記録から始める」を選ぶとマップ開始時にある程度の乱数が消費されます。この消費数はマップごとに異なります。
中断セーブから再開した場合は中断データが作られた時と同じ消費数から始まります。
現在の消費数の特定
ファルコンナイト法
ファルコンナイト法は、乱数によって決まる移動経路のパターンから現在の乱数の位置(消費数)を特定するやり方です。
移動コストが地形によって変化せず、移動力の高いファルコンナイトが使われていたため慣例的にこの名前がついていますが、別にどの兵種でも可能です。
ユニットの移動先を決める際、一度移動可能範囲外にカーソルを持っていき経路が枝分かれするように移動範囲内にカーソルを入れると、そこまでの移動経路が乱数を使って再計算されます。

移動経路は移動先のマスから1マスずつ逆順に計算され、移動コストが最小となる経路が複数ある場合のみ乱数を消費してどちらの経路をとるか決定します。
GBA版の場合は横方向を選ぶ乱数を◯やc、縦方向を選ぶ乱数を✕やxで表すため、◯✕法やcx法とも呼ばれます。ツール上ではcとxで入力します。

上の画像の場合、目的地から逆順に辿ると→→↓となりますが、最後の↓は最短経路が1択であるため乱数は消費せず、この経路の決定に使われた乱数のパターンは「cc」となります。
これを繰り返し、得られるパターンを繋げたものをツール上ではcx列と呼び、ある程度の長さのcx列から現在の消費数を一意に求めることができます。
また、「最短経路が1択になったら乱数が消費されない」ことを利用すると、移動力の高いユニットを使って「cやxが一定個数連続していること」を簡単に知ることができます。
例えば以下の画像のように移動力の高い飛行ユニットの経路を最大まで伸ばし、先端の斜め一つ隣にカーソルを動かすと「横=cが出るまで縦=xが続く」ことが簡単にわかります。
画像の場合は目的地から逆順に辿って上に3マス行った後に横に行くため、パターンは「xxxc」となります。

これがファルコンナイト法と呼ばれる方法で、特に経路を横に伸ばすとxで止まる横ファルコン、経路を縦に伸ばすとcで止まる縦ファルコンとなります。
補助ツール
ツールの「ファルコンナイト法検索」枠内の「補助ツールを開く」ボタンをクリックすると、経路からcxのパターンを自動で計算するサブツールが開きます。
中央の青丸を移動するユニットに見立て、再計算された移動経路をドラッグで入力すると、左上の「現在の入力:」にその経路のcxパターンが表示されます。

この状態で「メインウィンドウに追加」を押すと、FERNGSolver本体の「cx列:」の欄の最後尾にパターンが追加されます。
検索のやり方
ある程度cx列が判明したら、「ファルコンナイト法検索」にチェックを入れ、下の「検索」ボタンをクリックすると現在の消費数を検索できます。

移動経路を表示するだけなら中断セーブのデータが作られないので、ここでリセットして中断から始めると乱数は検索で求めた消費数から始まります。
リセットを行わずcx列を求めた状態から続けたい場合は「入力分を消費数に加算」にチェックを入れて検索してください。
目当ての消費数の検索
現在の消費数が求まったら、下の「現在の消費数: 」の欄に入力しておきます。
また、「ファルコンナイト法検索」のチェックは外しておきます。
戦闘結果による絞り込み
乱数調整で戦闘を狙った結果にしたい場合は「戦闘を行う」にチェックを入れます。
「HP」「威力」「命中」「必殺」は戦闘予測ウィンドウのものを入力し、勇者系武器などの特殊武器や、必的などのスキルを所持している場合は「詳細設定」をクリックして入力します。
「戦闘終了後のHPで絞り込み: 」にチェックを入れると、戦闘後のHP残量が指定した範囲に収まる消費数のみ検索することができます。
例えば以下のように入力すると、威力10の攻撃で必殺を出して敵を倒すパターンを検索できます。

レベルアップ結果による絞り込み
レベルアップの成長を狙った結果にしたい場合は「レベルアップ」にチェックを入れます。
この時、戦闘の経験値によりレベルアップする場合は「戦闘を行う」にもチェックを入れ、条件を入力してください。
(杖を振ってレベルアップする場合は不要です。)
成長率の右のチェックをオンにすることで「必ず成長判定に成功する」、オフにすることで「どちらでもいい」という条件となります。
(成長率が100%を越えている場合、チェック=必ず+2成長という扱いになります。)
ゲーム上での実行
上記の絞り込みを行って「検索」を押すと、求める結果が出る消費数が表示されます。

あとはここに表示された消費数まで乱数を消費し、実際に戦闘を行ったり杖を振ってレベルアップしたりすることで求める結果を得ることができます。
「F法消費回数」欄に表示されているのが、目的の消費数まで消費するのに必要な横ファルコン・縦ファルコン(前述)の回数です。
「F法消費回数計算に使う移動力: 」に移動力を設定しておくことで正確な回数を求めることができます。
例えば以下の画像の状態が完璧に実行できる移動力7の縦ファルコンです。

なお、実際の戦況では思うように移動範囲が確保できないことがあります。聖魔1章もその状態ですが、最初に挙げたこの状況では、カーソルを下に動かすことで3マス分の経路が再計算されるため、移動力3の横ファルコンとみなすことができます。
このような移動範囲をなるべく見定められるようになると乱数調整ができる状況の幅が広がります。

「横◯回+c1」のように、消費数に端数が出ている場合は「+c◯」または「+x◯」と表記されています。
この場合は最後に縦ファルコン法でcを1ずつ◯回消費する、または横ファルコン法でxを1ずつ◯回消費することで調整します。